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道の駅・とみうら「枇杷倶楽部」

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道の駅・とみうら「枇杷倶楽部」は館山市の北側に位置する安房郡富浦町にあります。この道の駅は、2000年3月に開催された、初めての全国道の駅コンクールである「道の駅グランブリ2000」で最優秀賞を受賞した道の駅です。「南房総いいとこどり」http://www.town.tomiura.chiba.jp/という観光サイトを運営して、南房総地域の観光情報を積極的に発信しています。北条小学校に引き続き、私たちは、「枇杷倶楽部」を訪問しました。

枇杷倶楽部1枇杷倶楽部2枇杷倶楽部3

北条小学校の取り組みにやや圧倒された後、昼食は館山の新鮮な海の幸を楽しめる「寿司」。さすが「鮨のまち、館山」、その寿司のサイズはちょっと普通ではないくらいに大きく、お値段も大変安いので、びっくり。

そして、館山市の北側に隣接する「富浦町」の道の駅「枇杷倶楽部」へ。 ここは、近隣でも有名な道の駅とのことで、リアルな場としての道の駅機能はもちろん、「南房総いいとこどり」という観光ポータルサイトを運営している。今回はその担当者、渡邊都史氏にインタビューした。

この道の駅は、千葉県で最初の道の駅で、町の枇杷倶楽部課と第三セクターの株式会社が入っている。町の方では文化や情報化のようにすぐにお金にならない方を担当し、株式会社とみうらの方は営業部門。両輪となって営業しているとのことだ。 枇杷倶楽部は南房総に観光に来るお客さんが最初に立ち寄る道の駅ということで、平成13年1月から、本格的に南房総全域を対象とした情報発信を開始した。行政が運営する場合、行政区域に拘った運営となってしまう場合も多いなか、第三セクターと連携した運営のためにこうした柔軟な対応ができたのでは、と少し感心した。

そして、観光ポータルサイト「南房総いいとこどり」だが、月間7万件のアクセスのあるウェブサイトで、「情報の収集・蓄積」、「参加型コミュニティ」、「『フェイスtoフェイス』のもてなし機能」の3つのキーワードを重視しているとのこと。 また、観光サイトということで地図はどうしても必要と考え、国土地理院のGIS地図システム(電子国土)に参加している。これは地図本体の修正は国土地理院が行ってくれるので、大変使い勝手が良いのだが、通信速度1.5MB以上が条件というのがネックだとか。実際、私たちが訪問したときにも回線が混んでいるのか、アクセスできなかった。

また、「南房総いいとこどり」の機能の一つとして、「バーチャルプランナー」という企画を実施している。これは、掲示板の機能を使用して地域の方を巻き込んで相談に回答するというもので、南房総に詳しいコンシェルジェチームが回答している。現在は、南房総地域の他の道の駅メンバーへの投げかけが多いということだった。

このように、実は南房総の道の駅の担当者はメーリングリストで情報交換を行っている。これは、昨年度、NPO南房総IT推進協議会が総務省の実証実験事業として実施したもので、各道の駅に無線LANのフリースポットを設置することと、それぞれにライブカメラを設置すること、そして、この道の駅担当者のメーリングリストを開設するというものだった。メーリングリストも初めはなかなか投稿が進まず、難儀したが、少しずつ反応が出てきているとのこと。自分が初めてメーリングリストに参加したときのことを思い出してみてもそうだが、確かに多くの人が同時に読むメーリングリストへの投稿は少し勇気がいる。今、南房総の自治体の担当者は少しずつその状況に慣れはじめているところなのだろう。

無線LANのフリースポットについても、MELCOのフリースポットマップに登録し、利用を促している。実際その存在を知っている人は結構使っているし、その存在を知らない人からも電話などで問い合わせがあるそう。ちなみに条件にもよるが、駐車場の車の中からも使えるとのこと。実際、ここに無線 LANのフリースポットがあるとわかっていれば、メールチェックしたりウェブ閲覧したりするだろうなあ、と思った。

このほか、GISのシステムについては、将来的には町民も情報を書き込めるようにシステムを整備しているところとのことだった。サイトの外国語化も含め、将来的な課題はいろいろあるが、さりげなく「参加型コミュニティ」を作り上げているところに大変感心した。

【メモ】

道の駅とみうら「枇杷倶楽部」

千葉県安房郡富浦町青木123-1 http://www.town.tomiura.chiba.jp/top/biwakurabu/

観光サイト「南房総いいとこどり」 http://www.town.tomiura.chiba.jp//

「観光情報」「旅プラン?コンシェルジュに観光相談? 」「イベント情報」「電子国土地図」「いきいき掲示板」「体験観光・体験学習」などのコーナーを開設。

(記:高橋輝子)

このウェブサイトでも、基本的には南房総のポータルサイトを目指したサイトとのことですが、さりげなくGISに書き込み機能がついていたり(今はまだレイヤー開放していないそうですが、そのうちやりたいとのこと)、「いきいき掲示板」という電子掲示板があったり、旅の相談コーナーがあったり。目指しているところはかなり私たちと共通しているよねえ、と言っていたところです。

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